噛み合わせ治療

噛み合わせ治療

噛み合わせ(Occlusion)について

噛み合わせ(Occlusion)について

 関節、歯、筋肉に影響を及ぼす「噛み合わせ」ですが、例えば、歯が多数喪失された患者さんが、咀嚼機能を回復するために、インプラントを選択された場合、もちろん治療前よりもよく噛めます。入れ歯よりも力強く噛むことができます。ただ注意して頂きたいのが、重複いたしますが、身体に受ける力は、骨格的(構造上)な繋ぎ目である関節に負担がかかるように、噛む力(筋力)も同様に、顎の関節に負担をかけます。また、筋肉にも負担(筋疲労など)がかかります。一般的に、この顎の関節や筋肉の調子が悪くなり、顎関節(顎の動きを制御している顎の関節)や筋肉に痛みが出たり、顎がうまく機能しない(口が開きにくいなど)状態になったりすることを、顎関節症といい、筋肉はもちろん神経と密接な関係(ニューロマスキュラー)があることから、その力のかかる方向(ベクトル)や強さ、または個々の身体的な許容範囲の差によって、さまざまな場所の筋肉や骨格系の症状や、神経系の症状の出る可能性があります。ここで、かみ合わせからくる症状なのか、判定するのに、科学的な客観的なデータ(1.筋電図での各筋肉の安静状態または、緊張度や、筋疲労度の予測などや2.顎の動き範囲、量、スピードの変化など)を解析する必要があります。


レントゲンや基本的な診査(問診や触診、石膏模型や口腔内写真など)だけでかみ合わせ(頭蓋に対する下顎の位置)の位置を診断できません。

しかし日常の治療で、多数歯欠損の補綴治療(特にインプラント~その中でもALL-ON-4,6などのフルマウスのインプラント補綴治療)や、できれば同じくフルマウスの歯列矯正治療(歯の位置が上下変わることによって、下顎の位置も変わるので)に上記の診断や症状が出た時のフォローが可能なより専門的知識のある医療機関での治療が、顎関節症の予防の観点から、大変重要になってきます。また、下顎の位置は頭の位置(頭部は体の中で重い部分)いわゆる姿勢に影響しており、「噛み合わせ(噛むときの下あごの位置)の治療は姿勢の改善以外何も無い。」と2012年6月の時点であるアメリカの顎関節症治療の権威のドクターが述べているのも非常に興味深いところです。 

フェローシップ・インターナショナル受賞(2009/11/14)

フェローシップ・インターナショナル受賞(2009/11/14)

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顎関節症の治療の現在のトレンド(2012/07/18現在)

現在顎関節症の原因は一般的に不明とされており慎重な姿勢です。これは、他国で、約半世紀前にCT、MRIなどのME機器が普及し手術などが頻繁に行われました。

現在では、根本治療(原因の除去)より対症治療(種々の症状のある患者さんの除痛や鎮静など)また、自然治癒を期待した経過観察やMI(ミニマム、インターベーション)の観点からセルフリミッティング(可逆的治療)が今の顎関節症患者さんへの治療のトレンドです。

ICCMO
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下顎運動解析診断総合コンピューターシステム ~科学的なデータに基づいた治療~

 ノエルデンタルクリニックでは、ヨーロッパの咬合概念を取り入れた、最新テクノロジーを搭載した咬合診断装置(K-7)を導入しております。

◆咬合診断装置(K-7)

K-7によりレントゲンでは診ることができない重要な神経・筋肉、顎(あご)の運動、関節の運動、かみ合わせ、また、それらの「ズレ」を診ることが可能となりました。

マグネットを口腔内に取り付け、センサーを装着することで、生理的な下顎運動を記録分析することができ、高精度 なエクスパンドセンサーは、軽量でフィット感が良く、患者の負担が軽減されます。また、下顎位を可視的に計測し、付与することができるとともにあらゆる顎 運動の診断を可能にします。


◆筋電図記録

臨床用に開発された、使いやすく信頼性の高い歯科用筋電計です。

表面電極を用いて咀嚼筋の活動電位を8チャンネルのEMGデータとして処理し、分析することができます。 

1.咬む位置のズレを調べる

1.咬む位置のズレを調べる

右に約1.0mm、後方に約1.6mmズレていることがわかります。審美的な上下的な位置より約1.7mm低い(深い)ことがわかります。

また、この図により審美的な位置で噛み合わせのずれを治すのか?前歯はそのままで奥歯を治療して治すのか?

また、前歯の咬み合わせを調整(図の赤い三角形の所)して治すのか?を検討します。

※検査の信頼性

横の左上の図から

前後→赤、

上下→青、

左右→緑、

の基準線(横線)が安定しており、より自然なあごの位置(重力で下顎が自然に吊り下がっている位置)で検査をしていることがわかります。 

2.あごの関節の動きを調べる

2.あごの関節の動きを調べる

お口を開けるときと閉じるときのそれぞれ違う位置でクリック(“カクッ”と音が鳴る)が、あります。

相反性クリックといい、顎関節円板(クッションのようなもの)が前方へズレていることが予想できます。 

3.咬む力を調べる

3.咬む力を調べる

この患者様は、今噛んでいる力よりもさらに約1.4倍で強くかむことができる筋力があることがわかります。

また、筋力にあまり左右差や前後差がある場合は、諸症状の原因として疑います。 

4.嚥下時(飲み込むとき)の舌の位置を調べる

4.嚥下時(飲み込むとき)の舌の位置を調べる

左の図は“オルソーシス”(透明なマウスピースのような治療用の装置)装着時の嚥下時に舌が正常な位置にあることがわかります。

5.力のかかったズレ(トルク)を調べる

5.力のかかったズレ(トルク)を調べる

左の図は“オルソーシス”(透明なマウスピースのような治療用の装置)装着時の嚥下時に舌が正常な位置にあることがわかります。

6.各筋肉疲労を調べる

6.各筋肉疲労を調べる

左側頭筋(頭の横側の扇状の広範囲な筋)の前の方に筋疲労があることがわかります。この検査は特にインプラント植立後の各筋の調和の判定の指針となり、現在注目の検査で研究段階です。

※昨年この検査結果を京都で研究発表しました。

7.あごの最大運動量とその軌跡を調べる

7.あごの最大運動量とその軌跡を調べる

お口を最大に開けることにより一時的に筋肉がリラックスし(ストレッチ効果・左青いライン)、お口を閉じる時にどの方向へ本来噛んで行きたいのかを調べます。

この例では、前の方へあごは進んで行きたいのですが閉口時後半以降(左赤いライン)に思い出したかのように(記憶による)後方へズレているのがわかります。また、開口量、左右および前方運動量は、正常なことがわかります。

8.あごの最大運動量とその軌跡を調べる

8.あごの最大運動量とその軌跡を調べる

0.001秒レベルでのファーストコンタクト(どの歯が一番先に咬んでいるか)をHigh-Lowチャート(図の右下)の表と共に調べます。(マイクロ・オクルージョン)

これが原因であごのズレを起こしている患者様が大変多いです。

9.各筋肉の緊張状態を調べる

9.各筋肉の緊張状態を調べる

噛み合わせによる肩こりや頭痛など、高いレベルで診断します。

この例では側頭筋の後方(耳の後ろ側)の筋肉が緊張しているのがわかります。

10.咀嚼(ソシャク)サイクルを調べる

10.咀嚼(ソシャク)サイクルを調べる

治療前後の咀嚼サイクル(食べている時のあごの動き、筋肉のストレスなど)を調べます。

が咀嚼の開口時で、が閉口時です。また、左が横から見たあごの動きで右が正面から見た動きです。

10.咀嚼(ソシャク)サイクルを調べる

治療前よりシャープな線になっており迷いなく(筋肉・神経にストレスなく)3次元的に1点(約0.2mm以内)に収束しているのがわかります。 

※上記の他にも、様々な検査があります。

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顎関節MRI(Magnetic Resonance Imaging)検査のご案内

顎関節MRI(Magnetic Resonance Imaging)検査のご案内

顎関節の形状は千差万別で顎関節症と診断を下した場合でも治療を検討するうえで関節円板の状態などの正確な把握が重要です。

ノエルデンタルクリニックでは、最新CTでの顎関節の撮影に加え、精査が必要な場合に関連病院にて顎関節MRI診断を実施しております。 

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水と光による無痛治療とは?