噛み合わせ治療

噛み合わせ(OCCLUSION)について

インプラントと入れ歯の咀嚼機能を比較すると、インプラントの方が強く噛めます。特に、保険の入れ歯と比べたときには、その差は歴然としています。
ただ注意していただきたいのが、「強く噛む」ということは、それだけ顎関節・筋肉・歯への負担が大きくなるという点です。正しい噛み合わせができていれば、その負担を心配する必要は基本的にありませんが、正しい噛み合わせがでない場合、噛み合わせに左右で偏りがある、力がかかる方向(ベクトル)が適切でない、噛む力が強すぎるといった場合には、顎関節・筋肉・歯への負担が多大となり、顎関節症の原因になることがあります。

顎関節症を予防する噛み合わせ治療のために

一般に行われている基本的な検査(問診・触診・口腔内写真・レントゲン・石膏模型など)だけで噛み合わせ(頭蓋に対する下顎の位置)を正確な位置を診断することはできません。
そのため、顎関節症の予防という観点から見ると、噛み合わせを考慮した治療を日頃から行っている歯科医院、つまりインプラント治療、歯科矯正治療などの経験が豊富で、診断や症状が現れたときのフォローが十分に可能である歯科医院を選択することが重要になります。
また、下顎の位置は、身体の中でもっとも重い部分である頭部の位置、いわゆる姿勢の影響を大きく受けています。2012年には、アメリカの顎関節治療の権威であるあるドクターが、「噛み合わせ(噛むときの下あごの位置)の治療は姿勢の改善以外何も無い」と述べています。

フェローシップ・インターナショナル受賞(2009/11/14)

噛み合わせのお悩み

噛み合わせのお悩み

  • 噛み合わせが良くないと指摘された
  • 補綴治療後、噛み合わせが悪くなった気がする
  • 顎の痛み、カクカクとした異音がある
  • 顎関節症と診断された
  • 原因不明の肩こり、頭痛、腰痛がある
  • 他院で提案された噛み合わせ治療に不安が残る

噛み合わせの乱れは、顎関節症や肩こり・頭痛・腰痛などの不定愁訴などの原因となることがあります。
気になる点がございましたら、一度当院にご相談ください。

顎関節症の治療の現在のトレンド

顎関節症が発症するメカニズムは、未だ完全には解明されていないのが現状です。しかし、絞り込んだ原因に対する積極的なアプローチ、対症療法(除痛や鎮静)、自然治癒を期待した経過観察やMI(ミニマム・インターベーション)、などの観点から、可逆的治療に取り組むのが現在のトレンドになっています。

歯ぎしりについて

歯ぎしりは、ご自身で自覚されていることの少ない症状です。一方で、日本人の約7割が歯ぎしりを経験していると言われています。歯ぎしりを放置していると、以下のような問題が生じる可能性が高まります。いずれも、歯の寿命への影響が懸念される問題です。

  • 歯の擦り減り、知覚過敏
  • 歯が割れる
  • 歯周病の発症・悪化
  • 歯並びの乱れ
  • 詰め物、被せ物が外れる
  • 顎関節症、肩こり、身体のゆがみ

朝起きたときに顎が疲れている、家族から指摘されたというときには、お早目に当院にご相談ください。

歯ぎしりの種類

グラインディング

グラインディング下顎を水平方向に動かしながら噛み、ギリギリと擦り合わせます。異常な力により、歯がすり減ってしまいます。
もっともよく見られ、かつもっともお口の健康を損ないやすい歯ぎしりです。また、顎関節にも大きな力が加わります。

クレンチング

クレンチング上下の歯を垂直方向に、異常な力で噛む歯ぎしりです。グラインディングとは異なり、音が出ないため、気づかずに放置されているケースが目立ちます。
家族にチェックしてもらう場合には、顎の筋肉を観察してもらうとよいでしょう。筋肉が硬くなっていたり、見た目が張っている場合には、クレンチングをしていると判断できます。

タッピング

タッピング上下の歯をカチカチと軽くぶつける歯ぎしりです。
グラインディング、クレンチングと比べると、お口の健康への影響は小さくなります。

下顎運動解析診断総合コンピューターシステム~科学的なデータに基づいた治療~

ノエル貴島歯科では、ヨーロッパの咬合理念に基づき作製された咬合診断装置を導入しております。
筋電図記録とあわせて、患者様の本来あるべき噛み合わせを診断し、治療に活かします。

咬合診断装置(K-7)

レントゲンでは観察することのできない重要な神経・筋肉・顎と関節の運動、噛み合わせの状態、さらにはその“ズレ”を診ることのできる装置です。
マグネットを口腔内に取りつけ、センサーを使用することで、生理的な下顎運動を記録・分析します。下顎の位置を下肢的に計測することで、あらゆる顎運動の診断が可能です。また、センサーは軽量であり、患者様のご負担も少なくなっています。

筋電図記録

表面電極を用い、咀嚼筋の活動をデータ処理して分析します。
主に、以下のようなことが分かります。

  • 噛む位置のズレ
  • 顎の関節の動き
  • 噛む力
  • 嚥下時の舌の位置
  • 力のかかったズレ
  • 各筋肉疲労の程度
  • 本来あるべき噛み合わせの方向
  • 顎の最大運動量とその軌跡
  • 咀嚼サイクル

噛み合わせ治療

噛み合わせ治療当院の噛み合わせ治療では、世界の歯科・医療をリードするスウェーデンの自然派の「スカンジナビア学派」と、南カリフォルニア大学を中心として審美性・機能性を追求する「米国学派」のそれぞれの良い面を取り入れております。いずれの学派の研究にも精通している院長が、患者様のご希望に応えながらも、エビデンスに基づいた適切な治療をご提案いたしますので、どうぞ安心してご相談ください。

歯ぎしりの治療

噛み合わせ改善

噛み合わせの乱れが原因になっている場合には、被せ物や入れ歯の調整・交換、矯正治療などにより噛み合わせを改善します。ごくわずかにエナメル質を削り、天然歯の形を整えるという方法もあります。

ナイトガード

型取りをして透明のマウスピースを作り、就寝時に装着します。歯の擦り減りが軽減されるばかりか、わずかですが高さが増すことで力が入りにくくなり、歯ぎしりそのものの改善も期待できます。

ボトックス注射

顎の筋肉の緊張を和らげるボトックスを注射します。効果は6~10カ月ほど持続します。
それ以上の期間効果を維持するためには、定期的な注射を行います。

顎関節MRI(MAGNETIC RESONANCE IMAGING)検査のご案内

顎関節の形は、一つとして同じものがありません。だからこそ、患者様お一人お一人に応じた、慎重な診断が求められます。特に、関節円板の状態を正確に把握することが重要になります。ノエル貴島歯科では、CTでの検査に加え、必要に応じて関連病院での顎関節MRI診断をご案内しております。

スポーツ用マウスガード

スポーツ用マウスガードスポーツ中の転倒・衝突などの際に歯、唇、舌、粘膜の外傷を防いでくれるのがスポーツマウスガードです。 ラグビーやアメフト、格闘技だけでなく、近年では野球やサッカーといった競技への普及も進んでいます。 また、中高生や大人の方だけでなく、小学生以下のお子様にもぜひ使用していただきたいと考えております。

スポーツマウスガードの効果

  • 歯を衝撃から守り、欠け、割れ、脱落を防ぎます。
  • 衝撃を受けた際の歯による唇、舌、粘膜の外傷を防ぎます。
  • 食いしばったときの歯、歯茎、顎関節のダメージを軽減します。

市販品でなく、歯科医院で作製するスポーツマウスガードをおすすめする理由

スポーツ用品店、通販などでもスポーツマウスガードを購入することができ、安価です。ただ、それらは形が決まっていたり、お湯で温めて形を微調整できるものであり、ぴったりとフィットすることはありません。
隙間があることで、どうしても本来の役割を果たせない可能性が高くなってしまいます。また、フィットしていないマウスガードを頻繁に強く噛むことで歯に不正な力がかかることも懸念されます。
市販品を購入するよりもやや費用はかかりますが、使用するのであれば、やはり歯科医院で作製するスポーツマウスガードを選択されることをおすすめします。

デザイン・カラーをお選びいただけます

少しでも楽しみながらスポーツマウスガードを使用していただくため、デザイン・カラーを豊富にご用意しております。
さまざまなバリエーションがありますので、ぜひ自分好みのスポーツマウスピースをご使用ください。

スポーツマウスピースの使用が義務化されている・推奨されているスポーツ

  • 義務化されているスポーツ
    • ボクシング
    • キックボクシング
    • 総合格闘技
    • テコンドー
    • ラクロス
    • ラグビー(13~19歳)
    • アイスホッケー(U-20)
    • フィールドホッケー(中学生)
    • 空手(組手) など
  • 推奨されているスポーツ
    • 野球
    • サッカー
    • レスリング
    • 柔道
    • 重量挙げ
    • 砲丸投げ
    • ハンマー投げ
    • サーフィン
    • スキー
    • スノーボード など
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