インプラント/大阪

ノエルデンタルクリニック

 OSAKA Oral Implant Center

インプラントトラブル対処法・注意事項

今日までに、多数のインプラント経験とインプラント治療の相談を受けあらゆるトラブル症例に遭遇してきました。そこで新たにインプラント治療に臨まれる患者様に情報開示をすべく、あらゆる失敗の可能性について書こうと思います。多くのインプラントを手がけるうちに当然トラブルにも遭遇します。(当院の成功率は100%・フォローアップ含む。)インプラントはあくまで現時点では失った歯に代わる第一選択肢となっていますが所詮人工物です。ただ失敗というのはインプラントが抜けてそのまま、また放置された場合を言います。その後何らかの方法で咬めるようにしてあげれば失敗ではないと思います。当医院ではなるべくこのようなことが起こらないように注意を払っていますが不幸にもインプラントが何らかの理由により抜けた場合はフォローアップをしています。10年間無償で、「例えば、患者様のお引越し後のトラブルに対しても最寄の提携クリニックにて、」再植立させていただいております。

インプラント保証加入証書イメージ
インプラントの10年保証ってなに?

インプラントが機能するまでの失敗

1. インプラントを植立してから2〜3週間後に抜ける場合1
これは初期における細菌による感染が考えられます。大体の場合はヘビースモーカーや何らかの成人病がある方におきやすく、インプラント周囲の骨が異常に柔らかい場合や異常に硬すぎる場合にもおこります。症状はインプラントに触れると揺れを感じ膿が出たりし、ある日「ポロッ」と何事もなかったように抜け落ちます。
【対処法】
インプラントが抜けてから最低でも1〜2ヶ月経過後に再度植立をすれば定着します。
2. インプラントを植立して被せ物をした直後に抜ける場合2
この場合はよくあるのが骨造生(付加手術)した後、インプラントに力をかける場合にインプラントの結合が弱く骨から剥離することがあります。そのままインプラントに力をかけないようにしてしばらく経過観察することで大抵は再結合して使用可能になります。
3. インプラント植立後から長期にわたり痛みが出る場合
この場合はインプラントの先端部と接している骨がドリルの際に骨の細胞に熱を与えて炎症が起こる場合です。
【対処法】
鎮痛剤や抗生物質で痛みと炎症を和らげることでしのいでいただきます。ほとんどが一時的でその後症状は引いて使用可能となるので最終的には問題にならないことが多いです。
4. 下顎にインプラント植立後、唇がしびれている
これはインプラント植立の際神経を傷つけたか、あるいは傷口の腫れのため一時的にしびれているかで太い神経を完全に切断していない限りほぼ回復します。回復は2週間から1ヶ月が多く、時には2〜3年かけて回復するケースもあります。
【対処法】
インプラントと神経が触れているときは2週間〜4週間様子を見て回復傾向にあればそのままにし、回復が遅いときは一度はずして様子を見ます。
5. 骨が少なくて機能する前に抜ける
これはもともと骨が非常に少ない場合にインプラント植立が困難で抜けてくることがあります。骨をもう一度作り直してから再度植立を行います。
6. 上顎の奥歯にインプラント植立やサイナスリフト、ソケットリフト法の後鼻血が出る。鼻汁が出る。
これは上顎洞という鼻に通じる空洞に炎症が見られる時に出ます。だいたいは、お薬を2週間ほど飲んでもらえば治ります。このように一時的な問題はわりと起こるものでいかにその後対処していくかが重要になります。
7. 技術的な失敗
元々の植立方向や位置に問題があり、インプラントは骨と結合しているにもかかわらず位置が悪い為に使用できない場合、この場合は初期の診断に問題があります。
【対処法】
被せ物で方向を修正して見た目を改善するかそれでも無理な場合はインプラントを除去し再度植立します。

インプラント機能後の失敗

8. 長期的経過後に抜ける場合(3年ぐらいで)
この場合はインプラントに負荷がかかりすぎているためにインプラントと骨の境目に亀裂が生じ剥離しながら抜けます。特に上顎の柔らかい骨に植立した場合この可能性があります。また歯軋りがあり毎日インプラントに異常な咬合力がかかっているときも抜けることがあります。
【対処法】
この場合は再度植立時に長くて太いインプラントに交換するか隣に追加でインプラントを入れます。
9. 歯周病で抜ける場合
メインテナンスリコールに全く応じてもらえず放置し、さらに周りの歯にも元々重症な歯周病がある場合は汚れがたまり始めると急速にインプラントの周囲の骨が溶け出し、抜ける場合があります。
【対処法】
この場合はほとんどが部分的に骨が溶けているので、その部分に薬剤注入し汚れをとり患者さん自身でも汚れがうまく落とせるように再指導いたします。
10. 歯軋りで抜ける場合
周囲の歯が削れたようにとがりインプラントにも異常なストレスが常にかかると次第に動揺して抜け落ちることがあります。
【対処法】
この場合は再度植立時に長くて太いインプラントに交換するか隣に追加でインプラントをいれるか、その兆候が見られたらマウスピース(ナイトガード)を就寝中装着していただきます。

インプラントの被せ物にトラブルが出る場合

11. インプラントの歯の部分が欠ける場合(セラミック)
セラミックスが上部の被せ物の場合は強い衝撃に耐え切れずセラミックが割れる場合があります。これは高い頻度で起こり得ます。
【対処法】
この場合、小さく割れた場合は丸めたりして修正します。大きく割れた場合は被せ物をはずしてセラミックスを盛りなおして修正します。(アストラテックインプラントを選択された方は、いかなる場合において人工歯が壊れた場合でも6年間無償で修理または再製いたします。)
12. 被せ物がよく取れる場合
被せ物はセメントかネジで固定されているので緩んでいる場合にはずれることがあります。
【対処法】
セメントを強力なものにするかネジの締め付けを強めにする。

インプラントを長持ちさせるための清浄用品と薬剤

インプラントの周囲に常に汚れがついた状態ですと、インプラント周囲の組織に炎症が起こり、出血や排膿といった症状のあと、次第に周囲の支えである骨がとけはじめ、抜けることとなります。これを予防するには日頃より、インプラント周囲の汚れを落とす必要があります。

インプラント植立初期に使用
インタースペースブラシ 一番奥の歯の裏を磨くのに適したブラシ
うがい薬 ネオステリングリーン、アズノール
ソルコセシル軟膏 インプラント埋入直後より、約2週間傷にぬり込む
プラークアウトジェル 傷口にシリンジを使用して、歯垢の増殖を抑える
インプラントが機能してから
ハブラシ 毛の列が3列でヘッドが小さく一番奥の歯でも小回りのきくものならなんでもよい。毛のかたさはM。
電動ハブラシ ソニケアーなど(手先が不器用な方やめんどうくさい方向き)
歯間ハブラシ インプラントとインプラントの間を磨くブラシ。隙間の大きさに応じてサイズを選択する。インプラントや歯と歯の間に隙間があるとき使用。

インプラント術前注意事項

  • 前日は睡眠を充分にとり、体調を整えておいて下さい。
  • 化粧は薄めに、爪は短く、マニキュアは落としておいて下さい。
  • 手術前に抗生物質、痛み止めを飲んでいただきます。
  • 長髪の方はまとめて下さい。
  • 義歯・装飾品は、はずして下さい。
  • 手術終了後1〜2週間で抜糸をします。
  • 2週間位は、できれば、禁酒・禁煙です。

インプラント術後注意事項

1.止血
2.痛み・薬
手術直後に鎮痛剤を飲んでいただきますが、その後痛みが出るようでしたら鎮痛剤を服用して下さい。(ただし、6時間以上後に)また痛みがなくても鎮痛剤以外の処方された薬は、体に変調(腹痛・下痢・湿疹など)がない限り指示通りご服用下さい。抗生物質は完全に1週間分飲みきるようにして下さい。
  • 手術当日は、うがいをしないで下さい。うがいを頻繁にしますといつまでも血が止まらないばかりか、痛みや治癒を悪くする原因となります。
  • 普通1日位は唾液に血が混ざりますが、出血が多いときは清潔なガーゼか脱脂綿をまるめて傷口にあてて、20分くらい噛んで下さい。もしそれでも流れる程度の出血がある場合には、ご連絡下さい。
3.食事
食事は、麻酔がさめてから軟らかいものを反対側で噛むようにしてお取り下さい。手術部位に刺激が加わると感染のの原因になったり、インプラント手術の失敗につながりますのでご注意下さい。熱いもの、刺激物も要注意。
4.腫れ・内出血斑
顔の腫れや内出血斑(青アザ)が、人によっては出ることがあります。腫れは2〜3日目がピークになりますので、2〜3日間冷水で湿布してください(20分毎)。しかし氷などの極端に冷たい湿布は、かえって治癒を悪くしますので避けて下さい。内出血は数日で自然に消えていきますので、ご心配いりません。
5.その他の注意事項
  • お風呂は軽く流す程度か、シャワーにして下さい。
  • 飲酒・喫煙はできることなら2週間は控えて下さい。
  • 手術後より2〜3日は過激な運動は避けて下さい。
  • 処置した所を指や舌でさわらないで下さい。
  • 毎食後及び就寝前には、処方された含嗽剤で消毒して下さい。
  • 今までに使用されていた義歯はできれば使用しないで下さい。
  • 傷口に1日1回※ぬり薬を指先につけ、軽くぬり込んで下さい。
※ 3種類の薬(ぬり薬・うがい薬・飲み薬)。傷口に強い力をかけないで下さい。