
■ ぺリオ(歯周病)のリスクアセスメントとリスクマネージメント
■ Surgical pocket therapy(歯周ポケット療法)
■ Surgical recession therapy(歯肉退縮療法)
■ INCISION(切開)
■ SUTURE(縫合)

カリエス(虫歯)では、攻撃因子と防御因子に分けてアセスメント可能ですが、歯周病では攻撃因子の内の細菌の検査に問題が山積みであるだけでなく、防御因子の内の先天的リスクファクター(IL-1遺伝子etc)の把握も困難な状況です。そのために、ポケットの深さや出血などの現在の状態(修飾因子)からの推察や後天的リスクファクターの考慮しかできないのが現状です。
審美・インプラントなどあらゆる歯科治療と密接に関係している歯周組織(
@歯肉、
A歯槽骨〜歯の周りの骨、
Bセメント質〜歯の根、
C歯根膜〜歯の根の周囲のコラーゲン繊維
)。今や成人の8割が歯周病に罹患しています。歯周病の治療、およびコントロール(インプラントの場合は、その周囲の組織)は必要不可欠で、近年になって全身疾患との関わりまで明らかになってきておりますのでなおさらです。
現代病といわれる歯周病には、多数の分類がありますが、ここでは実際にお受けになる治療法の観点から分類したものを表記いたします。
あくまで、歯周治療の基本は非外科療法(スケーリング、ルートプレーニング)です。外科療法は、メンテナンス(非外科療法)をより有効にしたいときや、非外科療法では対処できないときに行います。
1.歯の根の虫歯が多数にわたって存在するときや虫歯のリスクの高い患者様の露出根面の被覆。
2.角化歯肉(動かない歯肉)が少なく、痛くてブラッシングができない場合。
3.審美的改善etc
T Gingivectomy (歯肉切除療法)
U APF apically positioned flap (歯肉弁根尖側移動術)
治癒形態 シャローサルカス
歯周病などでででしまった深い歯周ポケットを無くし、シャローサルカス(健康で生物学的幅径を保っている良好な状態)を形成したり、角化歯肉を維持または増加させる方法です。
V Root resection,hemisection (歯根分割、ヘミセクション)
W Osseous surgery (歯槽骨外科手術)
T ENAP excisional new attachment procedure (新付着術)
U MWF modified widman flap (改良型ウイッドマン法)
治癒形態 ディープサルカス
V OFC open flap surgery (歯肉剥離掻爬術)
T GTR guided tissue regeneration (歯周組織再生誘導法)
U EGR enamel matrix derivative guided regeneration
(エナメル基質たんぱく誘導再生法) Emdogain
V Bone graft (骨移植)
T FGG free gingival graft (遊離歯肉移植術)
歯根の周りに角化歯肉(コラーゲン繊維に富んだ固く動かない歯肉)がない場合、歯ブラシの圧力に弱く、歯磨きが困難になったり、歯肉が退縮(痩せて薄くなる状態)してしまったりするため、インプラントも長持ちしません。FGGとは、上あごの口蓋から上皮の付いた歯肉を切り取り、歯根やインプラントの周りに移植する事により、角化歯肉を獲得する方法です。
U CTG connective tissue graft (結合組織移植術)
歯肉退縮(歯肉が痩せて薄くなっている状態)や、抜歯後の歯槽提の陥凹した部分がある場合に、上あごの口蓋から結合組織のみを切り取り、歯肉退縮している部分の上皮と骨膜との間に移植する事により、歯根面を覆う周囲の歯肉の厚みを増加させる方法です。
V Pedicle gingival graft(有茎弁歯肉移植術)
Rotational flaps (回転弁)
Laterally positioned flap (側方移動弁)
Obliquely rotated flap (斜方回転弁)
Double papilla flap (両側乳頭弁)
Advanced flaps (伸展弁)
Coronally positioned flap (歯冠側移動弁)
Semiunar flap (半目弁)
W Ridge augmentation(歯槽提増大術)
当院でよく用いられる切開のテクニック
当院でよく用いられる縫合のテクニック
※結び方も多種ありますが、もつれにくく、結び目も大きくなりすぎないので当院では外科結び(女結び二回と男結び一回のコンビネーション)を多用しています。
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TEL:072-995-5489
