
噛み合わせ 顎関節MRI(Magnetic Resonance Imaging)検査のご案内

咬み合わせがズレていたり、奥歯を一部失うことで、足腰に異変が起きたり、また歯科医院で高価な人工歯や入れ歯、インプラントを入れても、余計な負担がか かることで長持ちしないこともあります。
また、咬み合わせが原因で起こる全身の諸症状(筋肉骨格系のものから神経系のものなど)があり、各科を受診して も、「更年期障害障害」や「うつ病」として済まされることや、何回、通院を重ねても治らない不定愁訴も近年“咬み合わせが原因”として取り上げられていま す。
詳細な問診の後、筋電図により、噛み合わせや、姿勢に関する筋肉の緊張状態、活動状態、バランスなどを検査します。
次に、CMSというセンサーを使用して、実際に、顎がどの方向に、どれだけずれているのか?
また、単に3次元的なズレだけでなく各方向の“ゆがみ”(トルク)を調べます。
それにより、以下の方法の中から、最も適した治療法が選択されます。
”顎ずれ”の量が小さい場合は、直接歯を削る事により咬合調整します。
”顎ずれ”の量が大きい場合は、歯に被せ物(クラウン)をすることにより、噛み合わせを再構成するか、取り外し式の装置(透明なマウスピース)により治療します。
また、歯列矯正による治療を併用する場合もあります。
その方の年齢や、歯、歯肉などの状態などに応じた、最適方法を個別にご提案いたします。

ニューロマスキュラーオクルージョン
ノエルデンタルクリニックでは、ヨーロッパの咬合概念を取り入れた、最新テクノロジーを搭載した咬合診断装置(K-7)を導入しております。 国際顎頭蓋機能学会、国際認定医が治療に当たります。
◆咬合診断装置(K-7)
K-7によりレントゲンでは診ることができない重要な神経・筋肉、顎(あご)の運動、関節の運動、かみ合わせ、また、それらの「ズレ」を診ることが可能となりました。
マグネットを口腔内に取り付け、センサーを装着することで、生理的な下顎運動を記録分析することができ、高精度 なエクスパンドセンサーは、軽量でフィット感が良く、患者の負担が軽減されます。また、下顎位を可視的に計測し、付与することができるとともにあらゆる顎 運動の診断を可能にします。
◆筋電図記録
臨床用に開発された、使いやすく信頼性の高い歯科用筋電計です。
表面電極を用いて咀嚼筋の活動電位を8チャンネルのEMGデータとして処理し、分析することができます。
1.咬む位置のズレを調べる

右に約1.0mm、後方に約1.6mmズレていることがわかります。審美的な上下的な位置より約1.7mm低い(深い)ことがわかります。
また、この図により審美的な位置でかみ合わせのずれを治すのか?前歯はそのままで奥歯を治療して治すのか?
また、前歯の咬み合わせを調整(図の赤い三角形の所)して治すのか?を検討します。
※検査の信頼性
横の左上の図から
前後→赤、
上下→青、
左右→緑、
の基準線(横線)が安定しており、より自然なあごの位置
(重力で下顎が自然に吊り下がっている位置)で検査をしていることがわかります。
2.あごの関節の動きを調べる
お口を開けるときと閉じるときのそれぞれ違う位置でクリック(“カクッ”と音が鳴る)が、あります。
相反性クリックといい、顎関節円板(クッションのようなもの)が前方へズレていることが予想できます。
3.咬む力を調べる
この患者様は、今噛んでいる力よりもさらに約1.4倍で強くかむことができる筋力があることがわかります。
また、筋力にあまり左右差や前後差がある場合は、諸症状の原因として疑います。
4.嚥下時(飲み込むとき)の舌の位置を調
左の図は“オルソーシス”(透明なマウスピースのような治療用の装置)装着時の嚥下時に舌が正常な位置にあることがわかります。
5.力のかかったズレ(トルク)を調べる
左の図は“オルソーシス”(透明なマウスピースのような治療用の装置)装着時の嚥下時に舌が正常な位置にあることがわかります。
6.各筋肉疲労を調べる
左側頭筋(頭の横側の扇状の広範囲な筋)の前の方に筋疲労があることがわかります。この検査は特にインプラント植立後の各筋の調和の判定の指針となり、現在注目の検査で研究段階です。
※昨年この検査結果を京都で研究発表しました。
7.あごの最大運動量とその軌跡を調べる
お口を最大に開けることにより一時的に筋肉がリラックスし(ストレッチ効果・左青いライン)、お口を閉じる時にどの方向へ本来咬んで行きたいのかを調べます。
この例では、前の方へあごは進んで行きたいのですが閉口時後半以降(左赤いライン)に思い出したかのように(記憶による)後方へズレているのがわかります。また、開口量、左右および前方運動量は、正常なことがわかります。
8.あごの最大運動量とその軌跡を調べる
0.001秒レベルでのファーストコンタクト(どの歯が一番先に咬んでいるか)をHigh-Lowチャート(図の右下)の表と共に調べます。(マイクロ・オクルージョン)
これが原因であごのズレを起こしている患者様が大変多いです。
9.各筋肉の緊張状態を調べる
噛み合わせによる肩こりや頭痛など、高いレベルで診断します。
この例では側頭筋の後方(耳の後ろ側)の筋肉が緊張しているのがわかります。
10.咀嚼(ソシャク)サイクルを調べる

治療前後の咀嚼サイクル(食べている時のあごの動き、筋肉のストレスなど)を調べます。
青と緑が咀嚼の開口時で、赤が閉口時です。また、左が横から見たあごの動きで右が正面から見た動きです。
治療前よりシャープな線になっており迷いなく(筋肉・神経にストレスなく)3次元的に1点(約0.2mm以内)に収束しているのがわかります。
※上記の他にも、様々な検査があります。
また、このK-7を使った検査は、レントゲン写真ではわからない神経・筋肉の状態や運動を観ることにより患者様の最適な顎の位置(どこで咬んだらいいのか)がわかります。